◆9番(松尾正貴君) 9番、新未来なかがわの松尾正貴です。
私が生まれた昭和44年のころの那珂川町は、人口1万300人強でした。
現在は微増微減にて推移しており、2014年4月時点での全国の町人口ランキングにて全国745ある町の中で第4位であり、5万人程度を有する大きな町となっております。
那珂川町の人口は45年もの間に約5倍となり、新しい家が建ち並び、町民の生活環境も大きく変わりました。
今回は町民の素朴な疑問である自分たちの家でもほとんど見なくなった和式のトイレがなぜいまだに公共施設において使われ続けているのかという疑問と、中学校の部活動施設の現状についての2項目を通告に従い質問させていただきます。
さて、私が生まれた44年前の住宅事情は、日本的な和の住宅や集合団地が多く、和室があり、トイレは和式が当たり前でした。
しかし、現在の住宅事情は洋風の住宅が多く、和室や床の間のない家も多くあります。
和室や床の間はなくなりましたが、人間が生活する上で必要不可欠なトイレがなくなることはありません。
今やトイレが1階と2階に設置され、2つある家なんて珍しくありません。
そして、現在建てられている家については、ほぼ全てが洋式トイレだと言っても過言ではないと思います。
私たちが生活する中で、ほとんどが洋式トイレとなり、和式トイレは公共施設以外ほとんど見ないような時代だと思います。
そこで、どうして和式トイレのままなのと言われている具体的な公共施設である学校についてお聞きします。
那珂川町には小学校7校、中学校3校、高校1校があります。小学校については大規模改修時に洋式トイレにされるとのことをさきの議会でもお答えしておりました。
また、町内唯一の高校である福岡女子商業高等学校については、女子生徒しかいませんので、要望もあっていると思いますので、それなりの改修計画を立てていて当然であると思います。
よって、今回は小学校及び福岡女子商業高等学校については、具体的な計画を策定されていて当然だと思いますので、今回はご質問いたしません。
さて、今回は町内の中学校について今後どのような形で洋式トイレを整備されていかれるのかを質問させていただきたいと思います。
執行部の皆さんもご存じだと思いますが、中学校では生徒手帳に明記されているとおり、生活指導において女子生徒のスカートは膝が隠れる程度と指導されております。
膝が隠れる程度とは、短いスカートとは言いがたく、和式のトイレでは地べたにつくこともしばしばだと聞いております。
制服は私服と違い、毎日洗うわけにもいかず、和式のトイレで地べたについて不衛生にもかかわらず、洗うこともままならない現状を考えると、年ごろの子どもたちがかわいそうでなりません。
女子生徒に関しては、少女から女性へと体も変化する思春期であり、私たち男性がわかり得ない苦労も多くあり、男性である私が事細かく説明しなくてもご理解いただけると思います。
和式のトイレが当たり前の時代ならまだしも、皆さんのご自宅も洋式トイレが当たり前の現代において、現状のまま放置され続けるのは極めておかしなことだと思います。
町が行う事業は限られた予算の中で優先順位をつけ、行うことは重々承知しておりますが、洋式トイレへの改修は優先順位がとても高く、早急に取り組む必要があると思います。
誰でも毎日一度は使う大事な場所がトイレです。
現在、中学校でもコミュニティ・スクールが取り組まれ、地域の方々が積極的に学校運営に参加しており、以前より多くの方が来校する機会が増えたのではないでしょうか。
その中には足腰が弱い人もおられ、和式のトイレ改修の必要は急務だと思います。
子どもたち、来校者、先生たちにも清潔で快適な環境で用が足せるトイレを使わせてあげたいと私は思います。
中学校の洋式トイレ改修について、先延ばししてもよいことはないと思います。
私は優先順位が高く、すぐにでも計画性を持ち、明日からでも取りかかる必要がある事業だと思いますが、執行部はどのように考えているのかお答え願います。
◎教育部長(笹渕政一君) お答えいたします。
中学校の洋式トイレ改修につきましては、学校建設時は家庭に先駆けて水洗式を導入した経緯はありますが、現在は家庭のトイレの洋式化の普及にあって、学校はご指摘のように和式が多く、施設の老朽化対策とあわせて改善を図る必要があるというふうに思っております。
以上でございます。
◆9番(松尾正貴君)
改善を図る必要があるとの考えは同じで、改修が必要であると理解させていただきます。
さて、今回中学校の施設について質問させていただくに当たり、私自身、那珂川町の3中学校に足を運び、現状調査、確認させていただきました。
那珂川中学校の生徒が利用する68個の個室のうち、洋式13個、和式53個、福祉タイプが2個、那珂川南中学校の生徒が利用する42個の個室のうち、洋式が8個、和式が33個、福祉タイプが1個、那珂川北中学校の生徒が利用する61個の個室のうち、洋式16個、和式41個、福祉タイプが4個、また職員や来校者が利用する個室は那珂川中学校5個中5個全てが和式、那珂川南中学校8個中8個全てが和式、那珂川北中学校9個中7個が和式でした。
集計すれば、3中学校193個の個室中、和式が147個、洋式はたった46個でした。
生徒や職員だけでなく、来校する方にも不便な思いをさせている現状が現地に赴くことで理解できました。
現状を見て感じたんですが、私が中学校の校長などの当事者なら、間違いなく洋式トイレへの改修の要望を出しますが、3中学校から執行部に洋式トイレへの改修要望は上がっていないのでしょうか、お答え願いたいと思います。
◎教育部長(笹渕政一君) お答えいたします。
学校施設整備等に関する学校要望の調査を行った結果ですが、那珂川中学校及び那珂川南中学校から和式トイレを洋式トイレにかえる要望がなされております。以上でございます。
◆9番(松尾正貴君)
そうですね、私が学校長の立場ならと考えると、要望を出すと考えたぐらいですから、やはりそうやって要望が上がってきて当然だと思います。
では、ご提案させていただきたいと思います。
私が調べたところ、和式から洋式への改修が大体1ケ所30万円から40万円程度かかると思います。
和式である全ての個室147ケ所を洋式にすれば幾らになるか試算してみました。
和式から洋式に改修すれば、ブースの広さの関係上、現在の個室の数より減ると思いますけども、お聞きになられている皆様にわかりやすくするために、単純に現在の和式のトイレの数147ケ所のまま試算させていただきます。
まず、単価ですが、三、四十万円ですので、高く見積もって1ケ所当たり40万円とします。
そうすれば、総額5,880万円程度かかります。
約6,000万円の予算となりますが、この予算を今日、明日つくるのは難しいと思いますけども、計画性を持ち、3年程度の計画を立てれば可能ではないのでしょうか。
あとはいつ行動に移すのかだけだと思います。
執行部の皆様には知恵があります。
ご自分が当事者の立場に立ち行動されてほしいと思います。
では、具体的な計画をいつつくり実行されるのか、明確にお答えください。
◎教育部長(笹渕政一君) お答えいたします。
中学校の洋式トイレ改修につきましては、ブース拡張関係や給排水設備の劣化対策などの関係から、一体的な施設整備を図るため、小学校と同様に基本的には大規模改造時に行う考えであります。
そうはいいましても、施設整備においては大規模改造まで待てるもの、待てないもの、あるいは経費を含めてそれ自体単体で行えるもの、行えないものというものがあります。
ただいまトイレの設置状況をお示しいただいたわけですが、今年度から全学校においてコミュニティ・スクールが開始をされます。
それから、学校は避難所にもなっております。そういうことで、限られた財源の中で何を優先をするのかも含めて中学校と協議を行いまして、年次計画を教育委員会として作成をしたいというふうに考えております。
なお、公共施設において、役場もそうですが、全てが洋式を住民の方が望んでいるわけではありません、またいろいろ事情がありまして。
ですので、必要個数を設置することが望ましいというふうに考えております。
以上でございます。
◆9番(松尾正貴君)
今言われるとおり、全てが洋式を望んでいるかといったら、そうではないというのは私も聞いております。
やはり清潔に特化された方とかであれば、それが使えないということで、今回、安徳小学校の大規模改修もたしか1個ずつ和式を残されているはずでございます。
その理由というのは、やはり便座に座れないというふうな形の子どもたちとかを考慮し、和式を1つ残したというふうな形を聞いていますんで、全てを望みませんけども、でも時代の流れからいくと、洋式の比率のほうが高いというのは皆さんご認識されていると思うんです。
今ありましたように、大規模改修にやるのが望ましいという形だったんですけども、やはり大規模改修という計画が直近で来年、再来年とかで出ているのであれば、大規模改修に一緒にやられるのがベターではないかと思うんですけども、大規模改修の計画自体がまだ明確に決まっていない現状であれば、やはり急がなくちゃいけないものは切り分けてやられるというのも望ましいかなと思っています。
今お話がありましたように、年次計画を策定するということは、まず改修に取りかかるという気持ちがあるということで理解させていただきました。
詳細な日付まで本当は答弁いただきたいんですけども、財源も必要なことなので、今この場で即答ができるわけがないので、まず改修に取りかかると決めていただき、早急に取りかかっていただけるのであれば、そのように願いたいと思います。
それから、中学校だけが和式トイレの公共施設ではありません。
今言われたように役場も含め他の公共施設もまだ和式のところが多数残っております。
やっぱり利用される方が同じように気持ちよく使えるようになればと、私は願っております。
次の質問に移らさせていただきます。続きまして、中学校における部活動について質問させていただきます。
現在、那珂川町には3つの中学校があります。
那珂川南中学校以外、那珂川中学校、那珂川北中学校にはテニスコートが設置されております。
その中で多くの生徒が一生懸命部活動を行っておりますが、那珂川南中学校に併設されているテニスコートは、社会体育施設ということで中学校の所有物ではないのですが、部活動での使用が可能となっております。
那珂川南中学校に併設されているテニスコートは、オムニコートと呼ばれる砂入り人工芝のタイプで、雨の後でも短時間にて使用ができるコートです。
オムニコートという名称はあくまでも企業の商標で、正式な名称は砂入り人工芝コートが正しいようです。
S社がオムニコート、T社がスパックサンド、M社がダイヤサンドなどと商標がつけられております。
オムニコートは一企業の商標でありますので、以後は砂入り人工芝コートとさせていただきますことをご理解ください。
さて、那珂川南中学校以外の那珂川中学校と那珂川北中学校の2校は、クレーコートと呼んでいいんでしょうかね、わかりませんけども、純粋な土のコートです。
那珂川中学校に関しては、今回の県事業でテニスコートの改修が行われる予定で、生徒、保護者、学校の要望を聞き、整備されていると思います。
当然のことだと思いますけども、整備後は透水性のあるコートになると思います。
しかし、那珂川北中学校のテニスコートを使用するテニス部の生徒たちは、雨の後にテニスコートの水たまりから水を吸い出す作業をやられているそうです。
冬の日の短いときなんかは、コートの水を吸い出す作業だけで部活動の時間が終わり、練習もろくにできずに帰路につくこともしばしばあるそうです。
また、現在のコートはグラウンドと同じようなつくりで使い続けた結果、くぼみもでき、足をとられ危険であると指摘される保護者もおられます。
南中学校に併設されている砂入り人工芝コートは、雨の後も短時間で使用できるので、管理もしやすく、限られた時間しかできない部活動において最適だと思われます。
那珂川南中学校以外の2中学校において、今後のコートにおける改善策をお答え願いたいと思います。
◎教育部長(笹渕政一君) お答えいたします。
中学校における部活動は、学校の教育活動の一環でありまして、生徒の健全育成に大きな役割を果たしておりますので、部活動に対する施設整備の必要性は認識をいたしております。
ご質問の2中学のテニスコートの改善につきましては、那珂川中学校は那珂川床上対策緊急特別事業に伴いまして、現在実質2面のテニスコートを県の補償範囲内において、機能回復を基本に、水はけがいい3面加工のテニスコートに整備することで進めております。
那珂川北中学校は、開校時にテニスコートを設置をしまして10年を経過しております。
議員ご指摘のとおり、水たまりやごみなど見られまして、改善の必要性は感じております。
改善方法等については、今後の検討とさせていただきますが、先ほどのトイレと同じく教育予算内での優先的予算配分をせざるを得ないというのが現状でございます。
以上でございます。
◆9番(松尾正貴君) ありがとうございます。
那珂川中学校に関しては、水はけを念頭に置いたコート整備を考えていただけるとのこと、現在のコートが2面から3面になる努力もしていただき、利用する生徒たちも大変喜ぶと思います。
さて、那珂川北中学校ですが、現状を把握し、改善の必要があるとの認識を持たれているというのは共通のようです。
そして、トイレと同じように財源が必要なことも重々承知しております。
しかしながら、どの中学校に行っても同じ環境で、勉学と部活動ができる文武両道の精神に立つならば、平等の環境を早急につくるべきだと私は思います。
そんな平等の概念に立てば、検討と言わず、早急に改善してあげるべきではないでしょうか。
那珂川南中学校に併設されている社会体育施設のテニスコートのように、砂入り人工芝コートを全てに整備すべきだと申し上げているわけではありません。
雨の後でも短時間で利用可能な環境を平等に整備してあげてほしいと思います。
那珂川北中学校に関しては、グラウンドより一段高い場所にテニスコートが設置されております。
透水管を地中に埋設し、水はけのよい環境を整えることにより改善できると思います。
今水はけのよいグラウンド施工の技術はたくさんあります。
一番新しいものとしては、人口クレーコートという弾力性にすぐれ、水はけがよく、腰に負担がかからないとされており、雨が上がればすぐにプレーできるものがあります。
これは学校施設ではありませんが、和歌山県白浜町の町営テニスコートに設置され、現在工事が行われております。
来年春に完成予定で、2015年9月26日から30日に行われる紀の国わかやま国体、ソフトテニス競技の会場として使用される予定です。
また、国体後の地域振興も考え、2012年から改修工事を始めたそうです。
学校施設などで後の利用を考えることは難しいでしょうが、那珂川北中学校に関しては、校舎から離れており、那珂川南中学校と同じように地域の愛好団体が日中利用することも可能だと思います。
ただ、クレーコートの耐用年数は長いのですが、人工芝より費用が高くつくのが難点です。
しかしながら、これも調査してみる価値はあると思いますので、ご参考までに申し添えておきます。
私のところに生徒や保護者の部活動における改善要望の声が届いているならば、町長や執行部にも声は届いているのではないでしょうか。町長のお考えをお聞かせください。
◎町長(武末茂喜君) お答えをいたします。
先ほど教育部長が種々検討の価値はあるということで申し上げましたし、また緊急性の度合いも考えるということでございますので、そういうものも参考にし、他のいろんな部局の要望等も勘案しながら検討するということとなります。
以上でございます。
◆9番(松尾正貴君)
是非検討していただきたいと思います。
今回はテニス部の部活動における環境について質問させていただきました。
ただ、他の部活動もたくさんの困り事はあると思います。
グラウンドで行う部活動は多くあり、手狭なグラウンドでは複数の部活動の生徒たちが交代で練習しております。
全てを改善することは無理だとしても、できることは少しでも耳を傾け改善していただきたいと思い、今回質問させていただきました。
最後に、洋式トイレへの改修も水はけのよいテニスコートへの改修も財源が必要であり、限られた予算の中で行わなくてはならないこと、そして全町的なことを考えると、教育予算だけ偏ることもできないこと、重々承知しております。
優先的予算配分を行う考えは私も同じです。
最後に、これは私の考えですので、ご回答の必要はありませんが、お聞きください。
5月の平成26年度第2回臨時議会にて可決された安徳小学校大規模改造工事において、落札価格は予定価格と約2,400万円下回っております。
この金額は今年度にでも十分1校分の洋式トイレ改修が行える財源に値します。
那珂川北中学校のテニスコート透水改良工事を行ったとしても、数百万円程度だと思います。
同じ学校施設での残予算であり、これは教育予算だと思います。
これが教育予算の範囲であるならば、組み替えを行うことにより今年度にでも十分予算確保できるのではないでしょうか。
さきにお話ししたように、執行部の皆さんには知恵があります。
それをいつ行動に移すのか、それは提言があった今だと思います。
いつもいつも難題を質問し、提言させていただき、町長及び執行部の皆様の頭を悩ませてご苦労かけますが、これも町民を思ってのこととご理解いただきたいと思います。
最後にお話ししました私の考えもご理解いただき、今後質問、提言しました中学校における洋式トイレへの改修と部活動施設、テニスコートの改善を町民がびっくりするようなスピードを持って取り組まれることを期待しております。
これで私の一般質問を終わらせていただきます。