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いつまでもブレずに行動する議員 MASATAKA MATSUO 

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平成27年第4回(12月)定例会 一般質問
高齢者が疲れた時に休息できる寄り添いベンチをベンチを!(平成27年12月議会)
未来の那珂川町にモノレールを走らせたい!(平成27年12月議会)


◆9番(松尾正貴君) 9番、新未来なかがわの松尾正貴です。
 さて、通告に従い、2つの質問をさせていただきます。
 まず、1番目の質問は高齢者への寄り添いを考えた質問、そして2番目には夢のある質問をさせていただこうと思っています。
 早速、1番目の質問をさせていただきます。
 高齢者への寄り添いについてですが、ちょっとだけ友人の話をさせていただきます。
 今日、おばあちゃんがコンビニ前の歩道に座り込んで動けなくなっていました。
 大丈夫ですかと声をかけると、気分が悪くなり、動けなくなってしまったそうです。
 救急車を呼ぶほどではないとのことでしたので、近くの会社のベンチまで移動してから警察官に来ていただき、家まで送っていただきました。
 警察官が来るまで話を聞いていたのですが、84歳になられるとのことでした。
 今日は、お子さんが来られるとのことで買い物に来たそうですが、その途中で動けなくなってしまったそうです。
 座り込んでいる姿に誰も声をかけなかったのが非常に残念だったのと、歩くときに支えていると、体が非常に痩せ細っているのが気になりました。
 これから高齢化社会になります。通り沿いにベンチの一つでも多くあれば、少しは負担が軽減できるのではないかと思いました。
 一言では伝えるのが難しいのですが、心臓をつかまれるような思いの日でした。
 これは、10月16日に友人が実際にあったことを書かれた内容です。
 私も似たような経験をしたことがあります。
 さんざん歩き回り、迷子になって私の自宅を訪ねてきたご高齢の婦人が1回、30代の女性の方が1回、警察に保護のお願いをしたことが2回あります。
 ただ、2回とも私の自宅前でしたので、玄関先に座って警察官が来るまでお話を聞いていてあげたので、休める場所なんてということは気づきもしませんでした。
 今回、友人の話を聞き、仮に数百メートル置きに誰でも休憩できるようなベンチがあれば、今回のように動けなくなって歩道にへたり込むようなことはなかったのではないかと思います。
 私は、友人が言った、通り沿いにベンチの一つでも多くあればといった言葉がどうしても頭の中から離れることはできませんでした。
 考えてみると、ご高齢の方が気軽に休息できるようなベンチが公共施設や公園以外にどれだけあるのだろうかと思いました。
 道路に面した場所やバス停など、執行部でそんなベンチがどれぐらいあるか把握されているのであればお答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 バス停などにベンチがあることは承知しておりますが、置いてある数までは把握をしておりません。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) それでは、本町はさまざまな高齢者施策を行っており、健康寿命を延ばしていただいて健康で長生きしていただけるように力を入れていると思います。
 私も、健康で長生きしていただけることが一番よいことだと思っています。
 しかし、今回友人の話で気づいたのは、人間誰しも年をとり、そして体は衰えていく、未来永劫健康で居続けるのは無理であると気づきました。
 健康な方は数キロ歩いても少々疲れるだけでしょうが、ご高齢の方など、数キロも歩けば本当に疲れてしまうと思います。
 体力が落ちてこられたご高齢の方にも寄り添うことが必要であると思い、ご高齢の方が疲れたときに休息できるようなベンチの普及に取り組むことが必要であると考えます。
 今、ご高齢の方に寄り添うことがあるとすれば、町が住民や民間企業に協力を求め、道路に面した敷地に、ご高齢の方が疲れたときに休息できるようなベンチを置いていただくことではないかと思います。
 誰でも使えるベンチだとわかるような愛称をつけ、誰が見てもわかるようにすれば、気軽に腰かけてもらえると思います。
 住民や民間企業に協力を求め、敷地を少しだけお借りして町からベンチを支給し、置いていただければ、ご高齢の方に寄り添う優しい町になれると思います。
 民間企業の広告スペースもあれば、賛同してくれる企業もいると思います。
 賛同していただける企業から協力金をいただければ、町としての支出は軽減されると思います。
 ただ、福岡県の屋外広告物条例や、バス停などの道路上に設置する場合には国土交通省の道路構造令など、クリアしなくてはならないことも多くあるでしょうが、取り組む価値はあると思います。
 執行部としてどのように考えるかお答え願います。

◎健康福祉部長(本田茂君) お答えいたします。
 高齢者が可能な限り住みなれた場所で自分らしい人生を最後まで続けることができる地域の包括的な支援、サービス提供体制を、地域包括ケアシステムと定義しています。
 医療、介護、日常生活支援、介護予防、住まいが親密な連携のもとに構築されなければなりません。
 買い物や外出、散歩は、健康維持、体力の増進につながるばかりでなく、閉じこもりの防止や社会参加の推進に極めて有効です。
 そういう意味からの買い物や外出、散歩の途中で気軽に休憩できるベンチは、高齢者の介護予防や生活支援につながると考えるところでございます。
 以上でございます。


◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
歩道上にベンチを設置する場合に、ベンチの外側から道路側端まで2メートル以上の空間を確保する必要があり、加えて、自転車、歩行者道であれば3メートル以上確保することが必要になります。
 また、前面にも空間が必要となってきます。実際の設置に当たっては警察との協議も必要となってまいりますので、那珂川町内に設置の歩道では、この条件を満たし、休憩場所として十分に機能する椅子の設置場所の選定は非常に困難ではないかと考えております。
 民間の協力を得るという方法につきましては、どのような方法であれば可能なのか、制度等を含めた調査も必要となってまいりますので、所管課とも連携しながら調査研究を行う必要があると考えております。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) 気軽に休息できるベンチの重要性というのは認識していただいているようで、ただ答弁であったように、歩道上の設置が道路構造令の関係だと思います。
 那珂川町の歩道というのは3メーター以上の歩道というのはかなり少なくて、たしかベンチから後ろ2メーターあけなくちゃいけないとか構造令では決まっていますんで、なかなか設置できる箇所が少ないのかなと思っています。
 ただ、歩道に面した企業のところなんか、営業所のとこなんかでも薬局屋さんとこに椅子を置いてくれていたりとか、あれは多分店のお客さんが待たれるとこかもしれないんですけども、そういうふうに敷地を提供してくれるような企業もあると思いますんで、少しそういったところは協力し合いながらやられていただければなと思っています。
 西鉄のバス停とか待ち時間の長いコミュニティバスの停留所など、ほとんどと言ってもいいぐらいベンチがなくて、ご高齢の方や体が不自由な方、妊娠中の方は多分これきついと思うんですよね。
 そういった道幅の狭いところにコミュニティバスの停留所というのはほとんどあります。
 そこにはほとんど設置不可能であると思いますし、ただ設置可能なところは、民間の方の協力を得てベンチが民地のほうに少しでも置かせていただければ、コミュニティバスのバス停留所なんかも少し改善されていくのではないかと思ってます。
 小さなことでも寄り添えれば、少しずつですけども、子どもからご高齢の方まで寄り添える優しい町になるのじゃないかと思い、知恵を出し合って調査研究を行い、実施に向けて検討を始めてほしいと思っています。
 さて、2番目の質問は夢のある質問をさせていただきます。
 私は、暗いとか変わっているとか寂しがり屋ではないんですけども、時間があるときに1人で那珂川町の白地図をぼうっと眺めて空想するのが大好きです。
 白地図には必要以上の情報は記載されておりませんので、いろいろな夢を見させてくれます。
 この場所にこんな施設があったらどんな人が利用するだろうか、利用する人たちはそこにどうやってどんな手段で行くのが便利だろうか、固定概念にとらわれず夢を描きながら空想し、考えることができます。
 執行部の皆様も、しばしの間、私の夢の話におつき合い願いたいと思います。
 さて、本町は現実を見詰めながら町政に取り組まれ、実現可能なさまざまな施策を実施されてこられたと思います。
 そのことにより、人口も微増ではありますが、5年前の国勢調査のときより増えております。
 今年の10月には国勢調査が行われ、市制施行を目指していた本町にとって最も重要な施策の代表であるさまざまな人口増加施策も結果を出すことだと思います。
 国勢調査が終わった今後は、現在までに実施された人口増加施策に対する検証をしっかりと行うことが必要だと思います。
 来年2月には国勢調査の結果もわかり、市制施行が現実のものとなってもならなくても、3億4,000万円余りの人口増加策にかけた費用に対する検証をしっかりと行い、将来にわたって人口が減少しない那珂川町の将来像を描く必要があります。
 そのために今回、夢物語かもしれませんが、将来にわたって人口が減少しない那珂川町の将来像にとって必要である公共交通機関モノレール構想、夢ラインなかがわのご提案をさせていただきたいと思っています。
 さて、現状を確認させていただきますが、現在、本町における公共交通機関とは、民間である西鉄バスの路線バス、JR西日本の博多南線、本町のコミュニティバス、デマンド交通などがあると思います。
 西鉄の路面バスとJR西日本の博多南線は民間ですので確認はしませんが、現在のコミュニティバスとデマンド交通における委託先と年間の費用をまずお答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 委託先と年間費用ということでございますが、それぞれ運行に係る協定を締結しており、町が支払う費用といたしましては、運行経費と運行収入の差額が補助金として負担する費用となります。
 平成27年度予算でお答えをさせていただきます。
 まず、運行事業者につきましては、かわせみバスが西鉄バス二日市株式会社、デマンド交通が安全タクシー株式会社でございます。
 次に、費用でございますが、かわせみバスが7,314万2,000円、デマンド交通が454万6,000円でございます。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) それでは、コミュニティバス導入当初は公募にて委託事業者を選定されたと思いますが、南部ルートなど延伸したときや契約更新時期には、公募でなく随意契約にて西鉄バスと契約されたと認識しております。
 延伸前と延伸後では予算規模も大きく増えておりますので、公募も検討されてよかったのではないかと思います。
 なぜ公募をされなかったのか、今後も公募をするつもりがないのかお答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 かわせみバス運行事業者である西鉄バス二日市株式会社は、筑紫地区4市のコミュニティバスの運行を行っており、十分なノウハウと実績を有していることから適切な運行が期待できること、西日本鉄道のグループ企業であることから路線バス事業との調整、連携を円滑に行うことができ、ICカードの利用やインターネットを利用したバスの運行状況、情報サービスなど良好な利用者サービスが提供されること、平成21年度の運行開始以来、新規路線の開設等、かわせみバスの事業拡大にも適切に対応してきており、信頼性の高い同社を引き続き運行事業者とすることが適当であると判断し、協定の更新を行っております。
 今後につきましては、次回の更新時期、慎重に判断し、公募も含めて検討したいと考えております。
 以上でございます。

◆9番(松尾正貴君) 信頼性が高いのは、公共交通機関を長年運行しているバス会社として当然のことであると思っています。
 ただ、私が求めているのは、競争の原理において西鉄バスも企業努力を行い、よりよいサービスを利用者に提供し続ける努力をされるのではないかと思うからなんです。
 次回更新時には公募を行って運行事業者を決められてほしいなと思っています。
 さて、公募をして別の委託先になれば話は別ですけども、現在のコミュニティバスに係る費用は増えることはあっても減ることはないと思います。
 そうであるならば、現在のままでよいのかなと思います。
 現在の年間乗車数をお答えいただくことと、ある程度の採算を考えているのかお答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 平成26年度の年間乗車数は、循環バスが6万7,747人、通勤かわせみが1万9,342人、南畑線が6万8,144人、西畑南面里線が1万5,606人の計17万839人となっております。
 採算性につきましては、平成27年度の見込みといたしましては路線全体で27.6%を目標としております。
 かわせみバス事業につきましては、公共施設等へのアクセス確保、交通不便地の生活交通確保という面から実施しているものでございますので、どうしても採算性が低くなってしまうところはございます。
 できる限り採算性を向上させるよう、利用促進に努めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) 平成26年度の利用人数17万839人ということで、その人数を前もって逆に割り込んでからちょっとした例をつくっております。
 どれぐらいの町民が実際に利用しているか試算してみましたので、お聞きください。
 今、平成27年6月30日で5万37人の人口で、ちょっとこれで計算させてもらいます。
 まず、1人でバスに乗れないかもしれない方を控除するために、0歳から11歳までの小学校5、6年生までの子どもたちが5万37人のうち6,854人おられます。
 それから、元気な高齢者も多いのですけども、90歳以上の方が485人です。
 その合計が7,339人となりますので、6月時点の人口5万37人から1人でバスに乗れないかもしれない方7,339人を引いた住民が、バスなどの公共交通機関を1人でも利用できる可能性が高い方となります。
 その可能性の高い方が、1人で利用できるかもしれない可能性の高い方の人数が4万2,698人となりまして、住民の約85%の方が1人でもバスに乗れる可能性が高い方となります。
 これ難しく計算してもわかりづらいんで、単純に計算したいと思います。
 1人で利用可能な4万2,698人のうち、毎日利用する方が1.5%で1日640人となります。
 その方が200日利用すると、年間12万8,000人となります。
 それに、月に1度利用する方が8%として3,416人です。
 その方が12ケ月利用して年間4万992人です。
 さらに、半年に1度利用する方が2%で854人です。
 その方が年2回利用で1,708人となります。
 これ全部合計すると延べ人数が17万700人となって、平成26年度の利用人数17万839人と遜色がなくなってきて大体当てはまってくるのではないかと思います。
 この計算でいくと、利用者の割合は毎日利用する方が1.5%、月に1度が8%、半年に1度が2%で、合計11.5%となります。
 この計算でいくと、全住民の11.5%がかわせみを利用しているのではないかなという計算になるんですけども、ただここで考えなくちゃいけないのは、全く利用しない人が88.5%もいる計算になります。
 採算性を考えないにしても、全く利用しない人が計算上住民の88.5%ぐらいいることは改善しなくてはならないことだと思います。
 今年度は路線の延伸も行われているわけですので、乗車人数も変わってくるでしょうから今すぐには何とも言えないでしょうが、利用される方への調査よりも利用されない方への調査のほうが必要だと思います。
 今後、利用されない大多数の方へのアンケートなどの調査をするつもりがあるのかお答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 未利用者へのアンケートにつきましては、今年度実施しております那珂川町地域公共交通モニタリング調査におきまして、現路線におきます主要バス停である博多南駅、那珂川営業所、ミリカローデン那珂川、那珂川町役場付近でヒアリング調査を行っております。
 その際には、バス利用者ではない付近の通行者等へのヒアリング調査も行っております。
 また、地域公共交通網形成計画で定めております3年間の実証運行後、再度見直しを行う際には、未利用者を含む町民へのアンケート調査が必要であると考えております。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) 私自身もコミュニティバスは、正直な話、1回しか乗ったことがありません。
 利用しようと思った日中に新幹線との接続が悪く、それ以来利用する機会がありませんでした。
 また、網の目のように運行されている路線では目的地に着くまでに時間がかかり過ぎ、利用する方が不便であると言われている方もおられます。
 ですから、利用されない大多数の方の意見も聞く必要があるのかなと思っています。
 また、西鉄バスが以前走っていた路線をきちんとカバーしてくれたら十分だという方もおられますし、町民が便利になったと思えるコミュニティバスにしないと、今のダイヤと路線ではどんなに延伸しても利用客の増にはつながらないのではないかなと思っています。
 かといってダイヤを見直し、15分に1便走らせようとすれば、現在の車両、乗務員では足らず、コストも増え、歳出は増えるばかりで利用客増にはつながらないと思います。
 執行部の皆さんもかなり車で通勤されていますが、コミュニティバスを利用して出勤されている職員はどれぐらいいるのでしょうか。
 また、職員への利用調査などされていると思いますので、その内容をお答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 町職員によるかわせみバス利用などにつきましては詳細に把握しておりませんが、町職員が通勤手段としてかわせみバスを利用する場合はJR博多南駅から南畑方面への通勤かわせみしかなく、2名ほどしか利用しておりません。
 しかし、土日、家族で出かけるときや町内のイベントへ参加するときなどには、多くの職員やその家族が利用しているようでございます。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) せっかくの機会ですんで、二百数十人の多分サンプルがとれる人数がおられますんで、職員の皆さんにかわせみバスに対するアンケート等をとられることをお勧めします。
 町のメインとも言える役場に、公共交通機関だから不便だから来られていないのか、それとも駐車場が安いから車で通勤されるのか、さまざまな理由があると思います。
 やはり、職員の皆さんの意見もお聞きになられて、かわせみバスをよりよくするために多くの意見を聞かれてみたほうがよろしいのかなと思っています。
 これに関しては、職員に関するアンケートとかは即答とかは求めません。
 ただ、簡単にというか、意見を聞く場としてサンプルがとれる場があるんで、職員さんの意見も聞かれて反映していただければなと思っています。
 さて、質問に戻ります。
 私が考えるには、まず本町に必要なのは定時定速の移動手段となる公共交通のインフラ整備です。
 町民の皆さんも職員の方も便利で利用したいと思える公共交通機関のインフラ整備が必要です。
 企業が進出してくる条件も、その地域に進出した場合、従業員の交通手段、訪問者の移動手段、物流や人の移動など、ビジネスに対して有効なインフラ整備が整った立地条件です。
 観光客を増やそうという本町の思惑も、住民を増加させようという思惑も、インフラ整備は重要な要素となります。
 縦の動線が那珂川町にできれば、さまざまなことも考えられます。
 人口増加に有効な企業誘致に関して、平成25年9月議会にて一般質問をさせていただきました。
 そのときの答弁で、小規模な土地しかないが、企業から問い合わせがあれば紹介すると言われておりましたが、企業誘致に有効な土地が少なく、ほとんど進展はないのではないでしょうか。
 あれから2年たちましたが、企業進出の状況はどうでしょうか。
 企業誘致できる土地開発、観光客の増加、これを今の交通インフラで実現できるのかお答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 企業を誘致できる土地開発、観光客の増加につきましては、必要となる用地の確保や観光資源の整備に加え、ご指摘のとおり、公共交通インフラの整備は有効であると考えております。
 必要となるインフラ整備につきましては、引き続き検討していきたいと考えておるところでございます。
 少し企業誘致についてご説明をさせていただきます。
 企業誘致につきましては、複数の企業から工場や事務所の移転の話があり、会社を訪問するなどして移転先の条件などを尋ね、条件に合う候補地があれば紹介などをしておるところでございます。
 相談に来られた企業の中には、工場の移転は断念をされましたが、町産材の木に注目され、特に日田の木材市場では良質とされ、重宝されている那珂川ヒノキの紹介、セールスなども行っております。
 このように、土地の紹介だけでなく、状況に応じて町の産物の紹介も行っております。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) 企業誘致も観光客を増やすのも、公共交通インフラの整備は有効であると認識していただいているのかなと思っています。
 そこで、新たな公共交通インフラである本題のモノレール構想、夢ラインなかがわについてお話ししたいと思います。
 私は、議員になる前からいつか必ずと夢描き、本町の地図をよく眺めていました。
 地図も、民間のもの、ネットで簡単に見られるもの、行政が発行するもの、さまざまありますが、その中でも私が一番好きな地図は行政が発行する白地図です。
 本町の白地図を眺めていると、いろんな夢を描け、たくさんの未来の那珂川町を夢見ることができます。
 本町の中心を流れる那珂川、ここに橋脚が建ち、中ノ島公園を始点とし、那珂川を下り、役場まで、それから田んぼの中を通り、ミリカローデン那珂川へと続く、そして田んぼの中を通り、松木、中原を経由し、博多南駅にすりつける、それから今光橋あたりで那珂川に戻し、香蘭女子短期大学まで行き、西鉄大橋駅が終点になる、これが私の考えるモノレール構想です。
 また、南畑地域のことを考えれば、中ノ島公園から山田を経由し、那珂川南中学校にすりつけ、安徳から役場対岸を通り、ミリカローデン那珂川へと考えれば、南畑地域などから那珂川中学校へ通う中学生の通学の安全や南畑地域の人口増加にも寄与するだろうと考えています。
 夢を描いていると、いつまでも夢のままでなく、路線まで頭の中で組み立て、可能性を帯びてくるものです。
 さて、今年度の経済福祉常任委員会視察研修にて、那覇のモノレールについて視察研修してきました。
 私は、今の那珂川町にはどうしてもモノレールなどの縦の動線が必要であると考え、経済福祉常任委員会にて那覇のモノレール視察を提案し、所属委員みんなで真剣に勉強してきました。
 那覇の場合は交通渋滞解消を目的にモノレールに取り組まれましたが、本町の場合は人の流れをつくる動線としてモノレールに取り組む必要があります。
 執行部も視察研修に随行され、一緒に勉強してきましたが、沖縄都市モノレールの金城課長の丁寧な説明を聞いてどのように感じられたでしょうか。
 私は、本町にモノレールを走らせたいという思いでいろいろとお話をさせていただき、私の夢物語もまんざらではないかなと思いました。
 また、モノレールがこれから4駅延伸する現状を聞き、駅を起点とする新たな開発に伴う人口増加やそれに伴う開発など、さまざまな恩恵が続く那覇市の将来像に大変感心しました。
 執行部として得るものがあったのではないでしょうか。
 お答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 視察研修後の報告によりますと、沖縄都市モノレールによる整備効果といたしましては、交通渋滞改善効果、環境改善効果、まちづくり効果、経済効果、公共交通に対する県民意識の向上の5点が上げられておりました。
 車やバスによる渋滞解消といった交通改善効果につきましては、導入の背景でもあったことから、実現による効果は非常に大きいものがあったようでございます。
 また、基幹交通としての位置づけから、既存のバス交通との調整には非常に苦労されたというお話も伺っております。
 また、広範囲な土地開発が起き、まちづくりにも多大な効果があり、非常に有効なものであるという認識でございました。
 本町の交通体系とは事情等も大きく異なるところではございますが、交通体系の再編をまちづくりに生かすということは今後本町においても重要となるのではないかと考えております。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) 確かに、本町とは交通体系、環境等も沖縄、那覇市とは全然違います。
 ただ、視察に行かれて、今のお話を聞くと、とても得るものがあったのではないかなと思っています。
 さて、今回の視察にてもう一つ考えたのは、モノレールによって本町に縦の動線ができれば、コミュニティバスの路線も今のように広範囲に路線を組む必要がなくなるのではないかと思います。
 モノレールの駅にすりつけることにて効率化が図れるはずです。
 また、駅のあるところには企業も住民も集まり、必然的に人口増加と税収の向上が図れますし、観光客も乗り継ぎなしで中ノ島公園まで来ることができますので、流水プールなどの整備など、さまざま自然を活用した観光資源を考えることができます。
 国からの交付金も将来にわたり増えることも考えられず、人口も横ばい傾向である本町において、飛躍的な税収の伸びが期待できないと思う中、将来にわたってどう税収を増やしていくかも真剣に考えないといけません。
 国からの交付金も減り、人口も横ばいないしは減少となれば、普通に考えると、事業の優先順位をより厳しくし、歳出削減にて対応していくのではないかと思います。
 モノレールなど新たな交通インフラの整備を真剣に考えないと、本町の未来は決して明るくありません。
 モノレールが現実的であるのか、また非現実的であるとするならば、どのような利便性の高い公共交通インフラ整備、改善を行い、人口増加、観光客増加、税収増加を実現するのかお答えください。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えをいたします。
 議員のご提案のとおり、町内にモノレールが運行するとなれば、利便性の向上や人口増加等も図れるのではないかと考えております。
 議員が話されましたルートの距離を大体概算しますと、15キロほどになります。北九州のモノレールを本町に仮に建設するには、通常、1キロ当たり80億円から100億円程度の費用が必要となります。
 また、最新の小型モノレールでも、1キロ当たり50億円程度必要となるようでございます。
 そのため、仮に15キロ建設することになると、1キロ当たりの建設費を100億円で試算した場合には1,500億円、同様に50億円で試算した場合は750円程度の事業費が必要となります。
 申しわけありません、750億円程度の事業費が必要となります。
 当然、国の補助金等も活用することになりますが、これまでにない非常に大規模な事業の実施となることは間違いありません。
 また、主な利用者として想定されますのは沿線の住民と考えられますが、採算性につきましては具体的な試算は行っておりませんが、福岡市南区の三宅、老司、曰佐、弥永、弥永西、野多目、横手の各小学校区の人口約6万5,000人と那珂川町の人口約5万人を合わせて約11万5,000人が沿線住民となったといたしまして、建設費や運行経費を賄うほどの利用者を確保することは困難ではないかと考えております。
 国や県などからの大きな補助があればと考えておるところでございます。
 現在の公共交通インフラの整備、改善に関して申しますと、既存のJR博多南線や路線バス、かわせみバスの利便性向上を図っていきたいと考えております。
 もちろん、人口増加、観光客増加、税収増加につきましては、本町が福岡都市圏において今後どのように地域の独自性を発揮していくかを考えた上では非常に重要な部分でございますので、まちづくり全体の観点から町の立地特性や産業構造、人口構成等さまざまな検討を重ねながら、本町に最も適した方法を導き出す必要があると考えております。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) 750円だったら今日からつくろうかなと一瞬思ったんですけどね。
 小型のモノレールで750億円、北九州の場合は1,500億円程度という形なんですけども、北九州モノレール、たしか4両編成だったかなと思います。
 この町には多分つくったとしても2両編成、那覇モノレールが2両編成のモノレールで、将来的に最長4両編成まで変更できるような仕様になっていますからね。
 そんなに、ま、かなりでかい事業ですけども、そのメリットもデメリットも認識していただいて、私の提案を真剣に受けとめていただいてここまで多分調べていただけたんだろうなと思って、少しは夢を共感できたかなと思っています。
 これは前向きに受けとめさせていただきます。
 確かに、事業規模が大きく、これはいいから明日から取り組もうというわけにはいかないと思うんですけども、私も試算してみたところ、今回のモノレールの分でいけば大体1,000億円だから、ほぼ数字は近いのかなと思っています。
 この1,000億円というのが町の単費でできるわけはないもので、国や県とか福岡市、企業など、そのような形の協力がないと実現しない事業だと思っています。
 確かに、那覇のモノレールも国の補助、県、市、そして民間の分で三セクをつくられていますんでね。
 ただ、那覇モノレールの場合は半分以上、8割近くがたしか国・県の補助でできていますんで、実際、今回4駅延伸するのに対してはそんなに大きな金は動いていませんよということも言われています。
 何が向こうはメリットとしてやられたかといったら、延伸をすることによっての開発が続き、恩恵が続くということをちゃんと理解されてやられていると思います。
 ただ、1個だけ利用者の読みの中で違うのが、沿線の住民だけの利用者の試算だけでは、これは多分ちょっと違うのかなと思っています。
 これ那覇に視察に行ったときに思ったんですけども、駅ができたら、そこに開発も起き、町もでき上がってくるということで、人口が必ず増しているんですね。
 だから、そういったものとかも見込みの中で入れて、これ今口頭でお互いに机上の空論をしてもどうしようもないんで、今後は調査して研究していかなくちゃいけないのかなと思っています。
 さて、今回提言させていただいているモノレールにはもう一つ利点があると思います。
 核となるモノレールの駅を決めて、そこにバスセンターのようなものをつくり、ほとんどのコミュニティバスを乗り入れてハブ方式に町内をカバーする仕組みも、利便性向上と重複路線解消に寄与すると思います。
 コミュニティバス自体も、1回乗りかえはあるんでしょうけども、バスセンターのようなところで乗せることによって1つの路線を何回も重複して走るということがなくなると思いますので、そういう利便性の向上も一つあるのかなと思います。
 コミュニティバス自体は住民サービスの一環だと考えているみたいですけども、今の利用状況からいくと、使われない方が多分多いのかなということでいくと、住民サービスの一環として片づけていいのかなとちょっと疑問に思います。
 ただ、モノレールとの連結がすぐにでもできれば理想なんですけども、今すぐには無理だと思いますので、将来的なことを考えて、立派なものでなくていいので、雨、風、日差し、寒さがしのげるバスセンターの検討を行うべきだと思いますけども、いかがでしょうか。

◎地域整備部長(徳永修治君) お答えいたします。
 本町の現在の交通体系におきましては、路線ごとの接続など交通結節点となる拠点の整備は非常に重要と認識をしております。
 1つ例を挙げますと、那珂川営業所につきましては路線バスの発着も多く、かわせみバスの路線が交差、集中する場所でございますので、この那珂川営業所下りバス停に本年4月にシェルターを設置しております。
 雨、風や日差しを全てしのげるわけではございませんが、多くのバス路線が運行する博多南駅、那珂川営業所、ミリカローデン那珂川、那珂川町役場には屋根またはシェルターを設置しております。
 このような状況でございますが、将来的な交通体系を考慮した施設、利用方法の改善につきましては、議員のご提案も含め、利用者の利便性向上につながるものを段階的に充実させていくことができるよう引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◆9番(松尾正貴君) 今後も充実を図るということなんで、期待して最後の質問に移りたいと思います。
 人はよりよい利便性を求めるもので、新たな交通インフラを確立する以外、企業誘致も税収増加も人口増加も観光客増加もないと思います。
 このモノレール構想に関しては、お亡くなりになりましたが、元町長である佐伯公明氏も同じようなモノレール構想を持たれていたと聞きました。
 町長として、町の発展には人の流れである動線を整備することが最も重要であったと認識されていたから、そのような夢を描いていたんだと思います。
 元町長である佐伯公明氏は早くに亡くなられましたので、生前、膝を突き合わせてモノレールの夢を語り合うことはできませんでしたが、もしかしたら今ごろ夢を実現されていたかもしれません。
 そして、ある方に私のモノレール構想の夢を話したときに、その方は私にこう言いました。
 1人の議員では実現できる構想ではない、しかし町民、ほかの議員、町長がともに那珂川町にとって必要であると町全体で取り組めば国も動くかもしれない、決して夢物語ではないと言っていただきました。
 そして何よりも、那覇都市モノレールの生みの親と呼ばれている元那覇市議会議長高良一氏が、政界引退時の1969年に当時那覇市議の仲本安一氏に自ら作成した段ボール箱3箱分のモノレール計画書を託し、当時の平良良松那覇市長に仲本氏が再三進言し、翌1970年、那覇市として正式に準備に着手するようになったことは有名な話です。
 インフラの整備が整い、縦の動線がしっかりとできれば、公共施設の今後の計画や企業進出もしやすくなります。
 現在ならば田畑が多く、モノレールの路線も検討できますが、この先、新市街地などの検討を進めている本町ですから、今後農地減少が進み、住宅が建ち並べば、もう二度とモノレールを那珂川町になんてという夢が見られなくなります。
 1年、2年でできるわけがないモノレール、長い時間を要するのは百も承知です。
 ただ、夢が見られる今、行動に移す必要があると思います。
 地方版総合戦略において考えていることも、モノレールが走ればほとんどのことが実現可能です。
 町長は、現在の本町の公共交通機関以外にて利便性の向上を図る考えはないのか、また長々と夢を語らせていただいた私のモノレール構想について町長としてどのように考えるかお答えください。

◎町長(武末茂喜君) お答えをいたします。
 モノレール構想は、他の路面交通の影響を受けない点、あるいは市街地を中心に運行することにより利用予測も立てやすく、駅周辺のまちづくりも可能となるなどの効果が期待されるものであるという、こういう認識を持っております。
 本町において考える場合、この構想はさまざまな課題を解決するための非常に大きな取り組みとなる一方で、JR博多南線を含む既存の公共交通の体系を大転換するものでもあります。
 また、利便性が急激に増加することも考えますと、利用者の移動手段、生活圏や行動範囲など、そういったものが大きく変化し、住宅等の立地促進も含め、都市計画を含む町の姿そのものも大きく見直す必要が出てくるのではないかというように考えております。
 しかしながら、ある面では、これからの地方創生、自治体間競争には町の独自性をどのように発揮していくかが重要であり、この独自性という点においては今までにないようなまちづくりのアイデアが求められるものであります。
 したがいまして、今回の議員の提案は、これまでにない発想による貴重なご意見として受けとめさせていただきたいと、このように思っています。
 以上でございます。


◆9番(松尾正貴君) 確かに、町長も余りにもこれだけのものが、確かに有効性は認識していただいていると思います。
 ただ、いろいろとクリアしなくちゃいけないことがかなり多いのかなというのが現状だと思っています。
 今回の私の一般質問は、長々と私の夢を語らせていただきました。
 ただ、私が思うには、夢と現実は紙一重であるかなと思っています。
 壮大な実現不可能な夢は夢のまんまで終わるでしょうし、ハードルが高く、実現不可能な現実を見据えた目標も絵に描いた餅となり、夢で終わります。
 夢を夢のままで終わらせないために、夢を語り、さまざまな方に協力を得て、モノレールを未来の那珂川町に走らせたいと思います。
 モノレール構想は壮大で、時間と労力もかなり必要とすると思います。
 賛同してくれる方もおられれば、反対する方もおられるでしょう。
 ただ、モノレールを縦の動線とし、那珂川町らしい開発をしていけば、自然環境も残しつつ発展できると確信しています。
 夢を夢のままで終わらせないように、賛同していただける本町議会議員の皆様、県、国の議員の方々、町民の皆様に協力を仰ぎ、みんなと一緒に知恵を出し合い、今後も努力していきたいと思います。
 町長を含め執行部一同も、一緒に夢を見て行動していただければ幸いと思います。
 最後に、欲を言うなら、モノレールの始点である中ノ島公園からグリーンピアなかがわ経由で五ケ山ダムまでケーブルカーを走らせ、自然を利用した観光開発も私の夢です。
 また、同じ会派、新未来なかがわの壽福議員も、中ノ島公園から筑紫耶馬溪へトロッコ列車を走らせ、自然と調和した観光開発の夢を持たれています。
 現状にとらわれず夢を見ることで、夢はどんどんと膨らみます。
 ただ、夢が膨らみ過ぎて夢で終わらないように、今はモノレールを走らせることだけに専念することとし、私の一般質問を終わらせていただきます。

那珂川市議会議員 松尾まさたか

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