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いつまでもブレずに行動する議員 MASATAKA MATSUO 

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平成30年第3回(9月)定例会 一般質問
災害に強いまちづくりと迅速な復旧ができるまちづくり、裂田溝の将来像について!
(平成30年9月議会)

◆8番(松尾正貴君) おはようございます。
 8番、清流自民の松尾正貴でございます。
 今回は、災害に強いまちづくりと迅速な復旧ができるまちづくりについて、それから裂田溝の将来像についての2点を通告に従い質問させていただきます。
 さて、最近の豪雨災害がメディア等にて報じられる際に、数十年に一度、数百年に一度の災害などと報じられることが多いですが、ここ数年は毎年のように甚大な被害を及ぼす豪雨災害が発生しております。
 最近の自然災害は、数十年に一度、数百年に一度などの言葉が当てはまらない時代に突入していると感じております。
 本年7月の豪雨においては、本町でも山間部において大規模な土砂災害等が発生し、住居への土砂流入等にて家屋の損壊等が起こっており、居住されている住民の方、近隣の住民の皆様は生命の危機を感じたことだと思います。
 災害発生後も、仮復旧するまでの間、雨が降ればまた土砂災害が発生するのではないかと不安な日々を過ごされたことだと思います。
 また、家屋損壊や二次災害の危険にて自宅で過ごすこともできず、公民館等に避難され、とても不安な時間を過ごされたことだと思います。
 幸いにも、本町においては人命を奪われる事態は避けることはできましたが、財産である住居などが失われるという大変つらい思いをされた住民の方もおられます。
 また、今回の豪雨災害において、岡山県や広島県では甚大な被害を及ぼし、尊い人命が多数奪われました。
 全国的にも台風21号による被害、北海道における震度7の地震など自然災害が立て続けに起こり、甚大な被害が起こっております。
 まずもって、犠牲になれました皆様、被災された皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。
 自然災害は、現代においてごく身近なものになってしまった今、今回の7月豪雨と平成21年豪雨において私なりに少し考えてみました。
 平成21年の豪雨のときには、私は消防団の現役団員として災害対応に当たっており、地元地域の浸水地域にて土のうを突いたり、ご高齢の方をおぶって浸水場所を渡り避難していただいたり、水没の危険がある車両の移動指示や、退路が断たれ退避不能となった車両をジャッキアップしてブロック等にてかさ上げをし、被害を最小限にくいとどめようと、他の団員とともに協力をし、少しでも住民の財産と生命を守るために尽力しました。
 そのときの状況を思い浮かべながら、今回前回浸水した場所を回りましたが、以前と同じ状況の場所は少なかったのかなと思っております。
 これは、県事業の那珂川床上浸水対策緊急特別事業及び五ケ山ダム試験湛水中による影響が多大にあったのではないかと推測しております。
 そこで1つ目の質問ですが、平成30年7月豪雨における本町の被害状況をまずお示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 人的被害は、負傷者1名でございます。
 住家被害は、全壊が1件、半壊が2件、一部損壊が3件でございます。
 道路被害は、損壊が1ケ所、埋没が2ケ所でございます。
 溢水被害は、那珂川、西畑川の合流地点で1ケ所、裂田溝で1ケ所でございます。
 土砂災害は、西畑区で3ケ所、南面里区で1ケ所でございます。
 通行どめを行った箇所は、国道385号中ノ島公園から佐賀方面、県道平等寺那珂川線、町道西畑・柏原線、町道芋生・南面里線、町道松木上梶原線、町道別所共栄橋線、町道那珂川・鳥栖線、林道内河石坂線、林道宿山木ノ実坂線の計9路線でございます。
 避難所の状況でございますが、町指定避難所7ケ所の状況は、南畑小学校多目的室44世帯86人、中央公民館幼児室19世帯30人、安徳南小学校体育館3世帯8人、岩戸北小学校体育館ゼロ、片縄小学校体育館2世帯4人、安徳小学校体育館1世帯1人、ミリカローデン那珂川和室40世帯82人、計109世帯211人でございます。
 自主避難所の状況は、西畑公民館54人、南面里公民館21人、山田公民館5人、安徳公民館11人、寺倉公民館45人、成竹公民館21人、片縄第3公民館1人の計158名でございます。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 町指定の避難所だけではなく自主避難所にも多数の方が、369人、合計で避難されていたと。
 先に言うたように、那珂川本流のほうの被害等というより山間部に集中していたのかなと思っております。
 さきの那珂川氾濫時の対応をとりつつ対策を講じてきて、今回は前回と違って山間部における土砂災害が多数を占めたんではないかなと思っています。
 今後、新たに対策を講じる必要があるのではないかと考えさせられました。
 それでは、このような気象状況がごく当たり前のように起きる今、今後どのような災害が想定されるのか、お示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 風水害による災害につきましては、今回の平成30年7月豪雨の雨量、早良区脇山での24時間最大雨量で393ミリメートルで想定し、五ケ山ダム事業や床上浸水対策緊急特別事業を考慮すれば、浸水害の被害より土砂災害の被害が大きいと想定されます。
 本年6月の壽福議員からの一般質問でご回答させていただきました福岡県の浸水想定区域の想定での千年に一度の大雨、24時間で961ミリメートルを想定した場合、本町におきましては甚大な被害が想定されると考えております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 私も、壽福議員が質問したように、千年に一度の大雨と言われるようなものが起こった場合は甚大な被害が発生するのではないかと思っております。
 今回は、7月豪雨時の雨量を五ケ山ダム事業や床上浸水対策緊急特別事業を考慮した上の土砂災害について考えてみたいと思います。
 山間部における土砂災害等においては、山林の保全、再生が重要な鍵になるのではないかと思います。
 山林などは民有地などが多く、簡単に答えを見つけることはできないと思いますが、無理な開発や無理な真砂土の採掘、無謀な残土などの埋め立てにより、崖地や盛り土となり放置されているところが見受けられます。
 そのような場所に対しては、土地所有者の徹底した指導が必要だと思います。
 また、間伐などの手入れが行われていない山林では、荒廃森林の再生が必要であると考えます。
 今回は通告しておりませんので、答弁はいただきませんが、民有地であれ第三者に被害を及ぼす危険性がある状況を放置し続ける場合においては、それなりの強い対応を迫る必要があること、その放置し続けた先にある賠償の問題などを地権者に伝え、教えることの必要性を申し添えたいと思います。
 さて、今回の豪雨災害を通して気がついた点を質問させていただきます。
 2点目の災害避難情報の伝達についてです。
 現在、本町はデジタル防災行政無線が町内に整備されております。
 子局の整備については、那珂川沿いをメインに拡声器が43基設置されている状況だと思います。
 その目的と運用開始時期をお示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 本町の防災行政無線の整備に関しては、平成28年第2回定例会での原口議員からの一般質問におきましてお答えしましたとおり、本町における災害時等の情報伝達の手段につきましては、平成21年7月の中国北部豪雨により甚大な被害をこうむったことから、町内の浸水想定区域や土砂災害警戒区域への情報伝達、また地震発生時や国民保護計画で想定をされております有事の際など、町内全域を対象として、迅速かつ一斉に広範な地域に伝達するため、平成25年度に防災行政無線の整備を行い、平成26年4月1日から運用を開始しております。
以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 現在、防災行政無線が設置され4年半近く経過しました。
 整備され現在に至るまで利点もあったと思いますが、さまざまな問題もあったのではないかと認識しております。
 まず導入時に、円で囲んだ子局からの聞き取り可能なエリアマップを拝見したことがあります。
 それは、子局である拡声器からどれぐらいまでの距離が聞こえるとの提案を導入業者から受け、作成されたのではないかと一般的には考えられます。
 実際に子局からの音声は、その伝達可能なエリアマップに示された範囲の中で聞き取れているのでしょうか、状況をお示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 町が委託している業者が行った測定機器を使用した機械的な定期点検では、聞き取れているとの点検報告は受けております。
 しかし、伝達可能なエリア内の全家屋内で調査を行っておりませんので、エリア内全ての家屋内で聞き取れているかどうかにつきましては把握できておりません。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 確かに、全ての家屋内を調査するのは不可能なことであると思います。
 現在の家は気密性も高く遮音性も高いというのが一般的でございます。
 窓を閉め切り雨風が強ければ、伝達可能な場所でも聞きづらかったり聞こえなかったりします。
 正直な話、窓を閉め切り雨風が強いときは、我が家でもほとんど聞こえておりません。
 では、住民の皆様からの声をお聞かせ願いたいと思います。
 子局である拡声器が設置している近くにお住まいの方に関しては、どのような問題が発生していると認識しているか、大きなサイレンや音声を出すものですので、うるさいとの苦情以外をお示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 騒音苦情以外の苦情といたしましては、今回の平成30年7月豪雨時に、避難準備、高齢者等避難開始情報、避難勧告、避難指示を発令したときに、サイレンは聞こえたが音声は何を言っているかわからないなどの苦情が電話で数件ございました。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 多分、近くてハウリングされたのかなと思っていますけども、では伝達可能なエリアマップに示された円で囲まれた範囲での問題点をお示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 防災行政無線におきまして、風水害や台風における豪雨時には雨音も強く、また最近の住宅は気密性や遮音性が高いことから音声が聞こえにくい、何を言っているのかわからないといった問題が発生しております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 子局である拡声器が設置している近くにお住まいの方、伝達可能なエリアマップに示された範囲にお住まいの方、この2つに対する対策、今聞こえないとか聞こえづらいというのがありましたんで、何か改善策は持ち合わせているのか、お示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 山と山との隣接、ビルとビルとの隣接によって、音声が反響して聞き取りにくい場所、スピーカー同士が反響し聞き取りにくい場所、また大雨時の雨音と重なって聞き取りにくい場所があるため、改善策としてはスピーカーの角度を調整したり、音の大きさを調整したり、音声が重ならないようにグループ分けを行って音声を流すなどの対策をとっております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) それでは、伝達可能なエリアマップに示された伝達が不可能な空白地での問題点をお示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 伝達不可能な空白地では、戸別受信機を提供しております。
 この戸別受信機の問題につきましては、戸別受信機本体がかなり高額であることとアンテナの設置の工事費用を要することでございます。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 戸別受信機は高額であるとのご回答ですけども、これは壽福議員のほうにも住民の方から相談があったと聞いております。
 自分の身は自分で守りたいとの思いで、個人や事業所等で購入したいという方もおられるそうです。
 そこでご確認ですが、個人や事業所等で購入することは可能なのか。
 また、費用やメンテナンスは受けることはできるのか、お示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 購入することは可能でございますし、メンテナンスを受けることも可能でございます。
 購入費用といたしましては、約8万円程度かかります。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 個人にとって購入の場合、できるということですけども、さすがに8万円は高額なものになると思います。
 また、後のメンテナンスなどを考えると簡単に個人で購入、維持していくにはどうかなと考えざるを得ません。
 何らかの補助でもあれば別ですが、協議のときに確認したら現在のところそのような補助メニューはないとのことでしたので、後に別のご提案をさせていただこうと思います。
 さて、さきの豪雨災害のときには、子局である拡声器から音声が流れないなどの不具合があったとも聞いております。
 その原因は何だったのか、改善策をどのように講じたのか、お示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 防災行政無線の不具合につきましては、現在43支局全てにおきまして徹底した原因究明を行っております。
 現時点では、全ての点検結果の報告が出ておりませんが、防災行政無線設備機器単体機能におきましては、不備や問題はないとの報告は受けております。
 しかし、無線回線状態におきましては、電波の状態が不安定にある可能性が高いため、成竹山中継局におきまして無線出力、反射電力等の無線性能の調査を行います。
 再送信支局及び屋外拡声子局におきましては、受信状況調査、アンテナ調整、他のノイズ発生源との関係性や混線状況の調査を行います。
 なお、他のノイズ発生源による影響が大きい場合には、総務省管轄の九州総合通信局に調査を依頼することとしております。
 調査期間につきましては、10月中旬を目途として調査を行うこととしております。
 この調査結果を踏まえた上で、改善策を講じたいと考えております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 先ほどの子局からの音声が発せられないということは、鳴って当たり前、絶対鳴らなくちゃいけないものからそういう現象が起きていますんで、徹底した原因を究明されて、二度とこのようなことがないようにしていただきたいなと思っております。
 さて、子局である拡声器の近くに居住されている方、伝達可能であるエリアに居住の方、伝達不可能な空白地にお住まいの方、それぞれにさまざまな問題があり、対策を講じる必要があるようです。聞こえない、聞き取れない場合の対処方法として、本町ホームページには防災行政無線の音声確認についてというページが公開されております。
 放送されている途中で気づいた、風が強くて放送内容がよく聞こえなかったといった場合には、下記電話番号にダイヤルすると放送した内容が確認できます。
 放送内容が聞き取れなかった際などにご活用くださいとの記載があり、電話番号が記載されております。
 住民の方は、この防災行政無線の音声確認は活用されているのでしょうか、お示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 運用開始の平成26年4月1日からの約5年間の累計件数ですが、平成30年9月14日現在で698件ございますので、住民の方々はご活用されていると認識しております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) そうやって活用されていただければ一番ありがたいことです。
 デジタル防災行政無線導入に当たり、本町のほとんどのエリアがカバーされ、情報の伝達が行われるはずでした。
 しかしながら、現状ではさまざまな問題があり、そのようになっていないと考えます。
 整備されて間もないこともあり、抜本的に整備し直すことも不可能であることも承知しております。
 では、今後も今のような運用を続けることが果たしてよいのかと考えると、今のままでは決してよいとは考えられません。
 そこで、現在のデジタル防災行政無線と併用することが可能な防災ラジオをご提案します。
 ご存じのとおり、防災ラジオはアナログ受信方式です。
 本町の防災行政無線はデジタル方式となります。
 現在のデジタルの仕組みのままでは、アナログ受信方式の防災ラジオをそのまま利用することはできません。
 しかし、現在の技術では再送信という方法を使い、デジタル信号をアナログ信号に変換して出力する方式があります。
 今回ご提案するに当たり、その技術を持ったメーカーとお会いし、いろいろと話をさせていただきました。
 その中で、本町と同じようにデジタル防災行政無線を導入したが、伝達に問題があり、デジタル防災行政無線の戸別受信機を導入配備するにも高額でなかなか追加配備が進まず困っている自治体が全国にも多数あるとのことでした。
 そのような自治体も、高額なコストがかかるデジタル防災行政無線を増強するのではなく、本体及び再送信システムが安価であり、ふだんから使い勝手がよい防災ラジオの導入や検討が行われているそうです。
 九州では、宮崎県西都市、鹿児島県指宿市などが実際に導入されているとのことです。
 防災ラジオは、通常時はラジオとして聞くこともでき、緊急放送があれば割り込んで音声を流します。
 ラジオを聞かないという方でも、通電さえしていれば緊急放送が流れれば自動的にスイッチが入り音声を流すことになります。
 他の自治体では、住民に貸与したり、一部助成金を出し購入していただいたりと導入形態はさまざまですが、本町において現在の伝達手段を改善するには一番適したやり方が防災ラジオだと思います。
 利点としては、電池でも使うことができ、簡単にどこでも持ち出すことが可能で、どこでも情報が入手可能なことや、ラジオがついているので地域のFMや民放、NHKなど広域な情報がラジオを通じて入手できるなど多くのメリットがあります。
 これは電池とかが入っていますんで、農家の方とかが畑に持っていって、それに音声が入るとかそういったこともできます。
 防災ラジオに対する執行部の考え方をお示しください。

◎住民生活部長(江頭哲次君) お答えいたします。
 災害に関する情報を住民の方々に届けるための情報受信媒体、いわゆる情報伝達手段の一つであります防災ラジオにつきましては、本町にとって有用であり効果的なものであるかにつきまして、今後他市町村の導入状況や運用状況などを踏まえた上で、調査研究を重ねてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) そういった伝達というのは、どうしても大事なツールになります。
 そういったものはしっかりと調査をしていただいて、たしかまだ国の補助メニューも多分なかったのかなと思います。
 いろいろと調べていただいて、伝達がスムーズにいくような形を考えられてください。

 続いて、3点目の緊急避難場所及び指定避難場所におけるトイレの整備について質問いたします。
 平成27年6月議会、平成28年12月議会の一般質問にて下水道直結式マンホールトイレを提案し、今後整備される総合運動公園などにおいて整備を図っていきたいとのことでした。
 今回は7月豪雨において、多くは広島県でしたが、浸水によるポンプの機能停止、処理場の機能停止が起こり、下水道管の閉塞が発生しております。
 そのおかげで、地域の方は用を足すために離れた場所に設置された仮設トイレへと行かなくてはならなかったそうです。
 まず、本町でも今回のように浸水によるポンプの機能停止と処理場の機能停止は想定されることなのか、考えをお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 本町の下水道は、町と近隣市、福岡県が共同で処理を行う御笠川・那珂川流域下水道の一部となっております。
 博多区の中にある御笠川浄化センターまで基本的に自然流下により流下し、最終処理を行っております。
 大雨により浄化センターが浸水し、ポンプが機能停止することは想定され、その場合は県から下水道使用の自粛要請が出ることが考えられます。
 先ほど基本的にと申し上げましたが、町内には地形上消火栓を横断するために設置いたしました下水道用のマンホールポンプによる圧送箇所が34ケ所ございます。
 ここが浸水し、電気設備が故障した場合は、圧送機能が停止をし、汚水への流下が行えない場合も想定しております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) マンホールポンプが34基あるということです。
 全てが自然流下でいっていればそんな心配もないんでしょうけど、河川等を横断するためにポンプで上げて自然流下に乗せていかなくちゃいけないという形でしょうけども、電気で動かれるものなんでそういうことはゼロではないということで認識しております。
 豪雨による浸水、崩落、陥没、地震などによる破断など、下水道管の閉塞は常に起こり得ることではないかと考えております。
 今回西畑区では、公民館に数名の方が数日間避難されておりました。
 緊急避難場所及び指定避難場所においては、中・長期な避難生活が発生し、下水道管の閉塞がした場合、どのような対応を本町としては行うつもりなのか、考えをお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 町内で下水道管の閉塞が発生した場合は、住民の方には使用を自粛していただくことにはなりますが、下水道本管の維持管理を行う専門会社の応援を受け、その上流部のマンホールで吸引車等によりくみ上げを行い、下流部の閉塞してないところまで運ぶことや、博多駅近くの陥没事故と同様に動力ポンプを使用いたしまして迂回させることが考えられます。
 その作業と同時に、閉塞の解除の対策工事を行うこととなります。
 下水道課では事業継続計画を策定し、災害時に職員がまず行う被害調査などの初動、協力業者等の連絡体制並びに緊急対策を計画しております。
 また、大規模な災害時の応援体制につきましては、公益社団法人日本下水道管路管理業協会と協定を締結し、広域で応援をしていただけるようにしております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 協定等とかしっかり結ばれているようです。
 ただ、今日の明日復旧するというのはなかなか難しいのかなと思っています。
 災害時には復旧までに時間がかかって、何らかのトイレを設置することが一般的ではないかと考えております。
 その場合は、仮設のくみ取り式トイレが一般的ではないのかなと考えますが、以前の一般質問でも申し上げましたとおり、レンタルであるくみ取り式のトイレは、災害発生時には数の関係で取り合いとなり、すぐに整備できない可能性や、においや清潔感の問題があることで、下水道直結式マンホールトイレをご提案しました。
 下水道管が閉塞したときにと考えると、浄化槽にもメリットがあるのではないかと考え、通常時は下水道を利用し、災害発生時にはバルブにて切りかえ、浄化槽を利用する仕組みも有効ではないかと考えました。
 これはさんざん調べましたが、事例を見つけることはできませんでした。
 そこで、本町と災害協定を締結している管工事組合の方に下水道と浄化槽の切りかえ方式を相談すると、技術的には可能であり、浄化槽を利用するときに薬剤投入をすれば、通常利用していなくてもすぐに使えるようになるとのことでした。
 幸い、本町の指定緊急避難場所及び指定避難場所には全て駐車場があり、浄化槽は耐圧型の物を設置することで施工も容易であるのではないかと考えます。
 全国的には類を見ないかもしれませんが、技術的な意見を聞き、先駆的な取り組みを行っていただきたいと考えます。
 考えをお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えいたします。
 議員のご提案は先駆的な意見だと考えますが、下水道法、浄化槽法の規定もございます。
 このことにつきましては、調査研究をさせていただきたいと考えます。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) そうですね。法律を破ってまではしろとは言いませんので、そういったものまで全部調べて、どうしても他の市町村の動向を踏まえとか他の市町村を調べというのが多いですけども、こういったものというのは先駆的なもの、そして住民の安全・安心になることであればいろいろ調べていただいて可能性を見出していただきたいなと思っております。

 4点目の質問である土砂災害復旧時の対応について質問させていただきます。
 今回も土砂災害が多数発生しておりますが、どのような対応をとられたのか、お示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 7月5日からの豪雨により災害対策本部が設置され、住民の方などから土砂災害のご連絡をいただき、まずは現地確認を行っています。
 状況により、職員による応急対策や必要に応じた通行止め等交通規制を行いました。
 職員で対応できない土砂撤去が必要な箇所につきましては、災害協定を結んでおります那珂川町土木協力会に依頼を行い復旧をいたしました。
 また、災害対策本部が解散した後にも被災箇所の調査を、職員による巡回や区長からの報告などを受け、現地を確認し必要な応急対策を実施したところでございます。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) それでは、今回の土砂災害発生土の仮置き場については2ケ所にされたそうですが、十分受け入れに余裕があったのでしょうか、状況をお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えいたします。
 災害発生土の仮置き場につきましては、西畑球場横の旧昭和の森及びみどりの森公園を使用いたしました。
 どちらの仮置き場も満杯の状況でございました。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 土砂災害発生土の仮置き場ではある西畑球場横の多目的広場に、議会として視察にも伺いました。
 そのときの状況は、ほぼ満杯の状況であったのかなと思っております。
 仮置き場が2ケ所であったということは、十分そこで一時保管できたものだと考えます。
 土砂災害発生土は、ぬれたままで処分業者に持ち込むと通常の2倍近い処分料がかかり、大きな財政負担となるはずです。
 ぬれたまま土砂災害発生土を処理業者に引き渡したりされていないかが心配になりました。
 そのようなことはなかったと認識してよいのか、見解をお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 今回の災害復旧での土砂災害発生土の処分につきましては、通常の残土処理と同様の処分経費で実施をしております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) それでは、土砂災害発生土の仮置き場の候補地はどこを指定しているのか。
 指定しているのであればなぜ使わなかったのか、指定していないなら指定すべきだと考えるが、見解をお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 本町では、災害発生土の仮置き場として指定しています町有地はございません。
 仮置き場の指定につきましては今後の課題と考えますが、災害の規模や被災現場の場所を勘案しながら、公園や広場を活用することは否定できないものだと考えます。
 また、大量の災害土砂が発生した場合、近傍地に町有地がない場合につきましては、復旧時間短縮の一助といたしまして、被災箇所付近の民有地を災害土砂の仮置き場として活用できないか検討をしたいと考えます。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 指定している町有地はございませんということですんで、これも通告しておりませんので、答弁は要りませんけども、災害発生土と同じように災害時には瓦れきや家電、家財など、多岐にわたる処分しなくてはならないものが出てきます。
 災害発生土の仮置き場同様、災害発生時には一時仮置き場を指定しておかないと道路などにあふれ返ってしまいます。
 安徳公園や岩戸公園、梶原グラウンドなど地域ごとに定めて、いざというときにあたふたしないことを助言させていただきますので、今後の検討課題とされてください。
 それでは、土砂災害発生土の処理と有効活用について質問させていただきます。
 今回発生した災害発生土は、どのように処分されたり、今後処分されるのでしょうか、考えをお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 災害発生土の処分につきましては、まずは復旧工事の盛り土材としての活用を検討しております。
 この方法で処分が行えなかった発生土につきましても、有効に活用できる手段を検討することとしております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 今回の災害発生土は有効に使っていきたいというふうな考え方ですんで、その点はとてもよろしいのかなと思っています。
 今回、通常であれば災害発生土で利用がなかったものは、多分残土として処分されるのではないかなと思っています。
 今回そのような土砂を活用できないのかなと考えていると、産業廃棄物が混入されていない今回の災害発生土というのは、山林崩落による土砂ですので、土砂と木材とを振るうことで再利用は可能であると考えました。
 まだ、いまだに利用目的が立たないみどりの森公園や総合運動公園予定地などへの埋め立てに活用することが有効活用として一番よいのではないかと考えました。
 みどりの森公園に関しては、いつまでも利用目的が立たないことで現状維持し続けているために、下流の城ノ谷川や古河の河道整備に着手することができないのではないかと考えております。
 みどりの森公園に土どめとなる擁壁をつくり、災害発生土を再利用した土砂を入れ、表層には真砂土を施すことで平地として活用できる土地が生まれるのではないかと考えます。
 土地取得から長い期間経過し、今後すぐに活用方法が見出せない現状を考えると、今回の災害発生土に加え、町発注工事の建設残土や本町内で行われる県発注の建設残土を受け入れ、長い期間をかけて整備することで安価に有効な土地をつくることが可能であるのではないかと考えます。
 私の考える活用方法に対する考えをお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 総合運動公園予定地につきましては、現在用地協議中であり、具体的な造成計画もできておりませんので、災害発生土を活用した流用計画は困難だと考えます。
 また、みどりの森公園の災害発生土の受け入れにつきましては、みどりの森公園の活用方法とあわせた災害発生土や公共残土の有効利用を図るための議員のご提案と受けとめますが、長期にわたる残土の受け入れにつきましては、新たな土砂災害につながるおそれもあり、慎重に考える必要がございます。
 先ほどお答えしましたとおり、今回発生しました災害発生土につきましては、まずは災害復旧事業に活用できるよう計画をしたいと考えております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) みどりの森公園とか長い期間のかかる、もし仮にそのような土どめをしてから造成するにも長い期間かかるんじゃないかなと思います。
 ただ、その目的を少し考えながらやっていかないと、有効的に活用できるものは有効的に活用していただきたいなと思っています。
 それでは、民有地でも今回土砂災害が発生しております。
 道路などに散乱していた土砂等に関しては、町によって取り除かれておりますが、道路境や住宅の際であっても民有地の災害発生箇所についてはそのまま放置され、地権者に委ねられていることだと思います。
 大雨でも降れば、また道路境の土砂は道路を乗り越えて下の集落へ流れ込む危険性も伴います。
 また、住宅の際の崩落箇所はさらに広がり、際の住宅を崩落させる危険性もあり、新たな災害が発生するのではないかと危惧しております。
 そこで、民有地などで行政が手をつけられないことを考慮してご提案いたします。
 災害発生土をトン土のうに入れ、貸与することを検討していただきたいと思います。
 トン土のうで災害発生土を貸与することで、土どめや崩落箇所の広がりを防ぐことができます。
 早急な復旧ができない民有地も、新たな災害を引き起こす危険性が軽減し、災害箇所の下の集落の危険も低減すると考えます。
 本町としても、災害発生土を税金を使って処分するのではなく、有効的に活用ができるのではないかと考えます。
 執行部の考えをお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 まず、民有地の崖崩れの復旧についてでございます。
 今回の7月豪雨につきましては、国から激甚災害指定を受け、条件はございますが特別に民有地の崖崩れの復旧を行うことが可能な特別な補助メニューがございます。
 現在、事業申請が可能な被災箇所を調査しているところでございます。
 災害発生土を民有地の復旧に活用できないかとの議員のご提案についてでございます。
 民有地につきましては、復旧する箇所が必ずしも被災者と同一の土地所有者とは限らないこと、復旧方法についての合意や設置後の維持管理についての責任など、解決する課題は多くございます。
 しかしながら、大量に発生した土砂の処理を促進する手段や被災者の復旧支援といった視点から、議員のご提案につきましては調査研究を行いたいと考えます。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 先にいわれましたように、激甚災害の指定を受けて、条件さえそろえば民有地でも復旧ができるメニューがあるとのこと。
 これは、さきの経済福祉常任委員会にて報告を受けて、そのようなものがあるのかと思いました。
 大変でしょうけど、二次災害を起こさない、起こさせない、そういったことに全力をかけて取り組んでいただきたいと思っております。

 さて、大きな項目である2つ目の、裂田溝の将来像について質問に移ります。
 まず、1番目の裂田溝の始点と終点及び現在の状況について質問させていただきます。
 裂田溝は、ご存じのとおり山田の一の井堰から今光までの全長5.5キロの現役の人工水路であると認識しております。
 裂田溝は日本書紀にも記載があり、約1,300年以上現役として活躍している貴重な古代水路です。
 重機もない時代に、人力により5.5キロの水路を工事するのは、大変な労力と時間がかかったものではないかと推測されます。
 清らかな水を現在でも運んでくれる古代水路をつくった古代の人の夢をはせながら本題に入りたいと思います。
 それでは、裂田溝の始点と終点及び現在の状況について質問します。
 山田の一の井堰が裂田溝の始点になると思います。
 先に今光までの5.5キロとお伝えしましたので、終点は今光の那珂川に合流する場所であると認識しておりますが、始点と終点はそのとおりでよいのか、お示しください。

◎教育部長(三浦宏志君) お答えします。
 議員のおっしゃるとおり、裂田溝の始点は那珂川より取水する山田の一の井手から安徳、東隈、仲、五郎丸、松木を経まして今光で那珂川に戻る箇所が終点であると認識をしております。
 なお、文化財としての裂田溝につきましては、安徳小学校の北側を走ります町道道善・仲線以北につきましては、区画整理等によりまして本来の流れとは違っておるということを認識しております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) それでは、現在の状況をお聞きします。
 山田から安徳のあずまやまで、福岡県の事業にて護岸や遊歩道の整備が行われ、ガードレールも景観を損なわれない茶色で木が表面に装飾された物となっております。
 裂田溝を後世に残そうという気概が見受けられます。
 そして、裂田溝のことをよく知らない方でも一目瞭然で歴史的に価値があり、景観が楽しめ、癒やしがある本町が大事にしている川だと認識することができます。
 しかし、ここから下流にいくほど裂田溝の表情も変わりだしてきます。
 コットンヒルズの真下にある場所からは3面側溝となり、古くから由来のある水路であるとの面影が少しずつなくなることとなります。
 その面影が薄れてきた状況が仲の炭焼地区までの境まで続くことになります。
 そこから仲丸団地までの間は、裂田溝がつくられた当時の状況ではありませんが、それなりの年数が経過した石垣の護岸を見ることができ、田園風景とともに味わいのある景観を醸し出してくれます。
 仲の炭焼地区から五郎丸、松木の境まで田園風景に溶け込んだ水路が続き、松木から最終の今光までは市街地を流れていきます。
 現在の状況は大体このような感じだと思いますので、このまま2点目の質問、周知の遺跡の考え方と維持管理と活用について質問させていただきます。
 では、周知の遺跡地の考え方についてお聞きしたいと思います。
 周知の遺跡地とは、文化財保護法において定めがなされていると思います。
 まず、どのような定めがあるのか、そして裂田溝に特化して言えばどのようなことが義務づけられているのか、お示しください。

◎教育部長(三浦宏志君) お答えします。
 周知の遺跡地につきましては、教育委員会で遺跡分布地図を作成しておりまして、その中で遺跡の範囲を示しております。
 この地図に記載された遺跡を周知の遺跡地と呼んでおります。
 この周知の遺跡地の範囲内で土木工事などを行う際には、文化財保護法第93条などの適用を受けることとなり、工事着手の60日前までに届け出や通知を行う必要がございます。
 裂田溝につきましても、この遺跡分布地図に記載をされておりまして、土木工事などが計画される場合には、その保護につきまして事前に工事主体者と教育委員会の間で協議を行うとともに文化財保護法第93条の届け出などを行う必要があり、また必要に応じては発掘調査を実施することもございます。
 以上でございます。

◆8番(松尾正貴君) 裂田溝も他の河川同様、増水、氾濫、そして何をしなくとも上流から流れ着く土砂の堆積、護岸の崩落、雑草や水草の発生などがありますが、維持管理の方法は誰がどのように行うことになっているのか、お示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 草刈りや水草の除草、簡易な泥上げなど、日常的な管理につきましては、利水者でございます地元の水利組合などに管理をお願いしております。
 また、この裂田溝に関しましては、水がかりが多い、関係する耕作面積が広い重要な水路であるとの認識から、町でしゅんせつ費用を予算化いたしまして、地元から分担金をいただき、予算の範囲内でしゅんせつを行っております。
 また、水路の崩落等につきましては、簡易な事案でございますれば町の予算で対応をしているところでございます。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) その簡易な崩落の部分とかは町の予算等でやられているということなんですけども、これ実は残念な場所が1ケ所だけございます。
 素掘りの場所の中に、崩落した場所に補修するときに真新しいコンクリートの擁壁が補修されている場所が実はあるんです。
 それが、たった数メートルの補修された場所なんですけども、素掘りや石垣などの護岸の中に、それがひときわ異彩を醸し出してあるような状態です。
 いつもそこを通るたびに景観を損なってもったいないなと感じております。
 補修する際に、景観を重視する考えは持たれてないのかなという気もするぐらいでした。
 県が整備された安徳のあずまやよりも下の下流のほうは、単なる雨水幹線という認識なんでしょうか。
 裂田溝の上には散策ルート等も設けられ、裂田溝を観光資源にて活用していきたいと感じ取られるのですが、現在の裂田溝を観光や後世に残すような活用をしていくならば、統一性な考えを持ち、景観が損なわれない施工をすべきだと考えます、執行部の考え方をお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 先ほどお答えしましたように、裂田溝は水のかかりも多く、那珂川町の農業において非常に重要な現役の水路でございます。
 したがいまして、修繕、補修に当たりましては農業用水路としての機能回復が第一と考えております。
 ただし、議員のご質問のように、裂田溝の歴史的な価値などを考えますと、景観等に配慮した施工は当然必要であると考えますので、施工の際は可能な限り景観に配慮していきたいと考えております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 3点目です。
 今後の目指す裂田溝のあるべき姿についてを最後に質問させていただきます。
 昔ながらの河道が残っている始点である山田から松木、開発によって河道は変わったが、清らかな水を運ぶ松木から終点の今光までの裂田溝の統一的な整備を図る必要があるのではないかと考えます。
 まず、統一性のない護岸、散策ルートであるにもかかわらず、裂田溝の反対側に整備された歩道は、しっかりと方針を決め維持管理をしていくべきだと考えます。
 まず、町長部局と教育委員会において統一した考えを持っていただきたいと考えます。
 片や歴史的価値のあるとの認識、片や雨水幹線との認識であることが、補修やしゅんせつなどの維持管理にあらわれているのだと思います。
 共通認識を図る場を設けていただきたいと考えますが、双方の考えをお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 町長部局と教育委員会の双方の考えということでございましたが、あわせまして私がお答えをさせていただきたいと考えます。
 裂田溝は那珂川町の農業におきましても、また雨水幹線としましても重要な水路であるとともに周知の遺跡地であり、町の貴重な文化財であることも認識をいたしております。
 これまでも、補修を行う際には教育委員会と十分に協議を行いながら実施をしているところですが、今後も水路としての機能及び文化財としての価値を損なわないよう、必要な協議の場を設けてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 私は、裂田溝、そしてその清らかな水の恵みを受けて育まれたのどかな田園風景は後世に残していく価値のあるものだと考えております。
 執行の考え方をお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 議員が述べられましたように、裂田溝は歴史的な価値などが非常に高いものでありますので、周辺の山並みや丘陵地の緑と一体となった田園風景は、町を代表する里の風景として保全を図る必要があると考えております。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) それでは、コットンヒルズの下や仲丸団地下、五郎丸の一部で高さがあり、その上に団地等が形成され住宅がある場所に関しては、強度のあるコンクリート擁壁であるのはいたし方ないと認識しております。
 山田、安徳、仲、五郎丸の裂田溝沿いに建つ個人宅は、我が家も含め石垣を維持しております。
 これも裂田溝がつくられた当時のものではありませんが、つくられてそれなりの年月が経過したものばかりで、田園風景と調和がとれた那珂川町のよき風景の一部だと考えます。
 裂田溝には、現在も川へとおりる階段がところどころにあり、野菜洗い場が残っております。
 現在でも使われている方はいますが、昔はほとんどの農業を営まれる方々が裂田溝で野菜を洗われていたのではないかと考えます。
 このようなものは、民俗文化財的な価値があるのではないかと考えます。
 石垣の維持はそれなりに大変なもので、放置していれば草だらけになるし、木を植えれば木の成長で根が張り石垣を押していきます。
 個人個人が維持をして現在の景観を保っているのです。
 農事組合の方や地元の区役などで裂田溝の中に入り、草刈りや流れてきたごみを拾ったり増殖した水草を取ったりして清らかな裂田溝が維持されております。
 しかし、土砂は自然の摂理で上流から下流へと勝手に流れてきます。
 この勝手に流れてきて堆積した土砂を、自分たちの力でしゅんせつするには限界があります。
 さきの答弁で、土砂のしゅんせつは地元から分担金をいただいて予算の範囲内でしゅんせつ工事を行っているとのことでしたが、地元から分担金をいただかなければならないものなのか、私は疑問に思います。
 受益者負担とよく言われますが、裂田溝は農作物を育てるだけのものでしょうか。
 歴史的な価値もあるのではないかと考えます。
 最大の受益者である訪れる方が和める裂田溝がいつまでも維持されるのが理想だと考えております。
 地元分担金と受益者の考えは、私個人の考えですので、裂田溝にかかわる山田、安徳、仲、五郎丸、松木、今光の区や関係者と一度、今後の裂田溝のあるべき姿と維持管理に係る問題などについて一堂に会して協議をしていただきたいと考えます。
 協議と言っても対峙してけんけんがくがくと協議するのではなく、発展的な意見が飛び交う座談会などの形式で対応されるとよい考えが生まれるのではないでしょうか。
 執行部の考えをお示しください。

◎地域整備部長(白水善尚君) お答えします。
 裂田溝のあるべき姿と維持管理につきましては、まずは関係する所属課において協議をもちまして整理が必要であると考えます。
 その上で、議員ご提案の座談会等の必要性につきましても検討させていただきたいと考えます。
 以上でございます。


◆8番(松尾正貴君) 最後に町長にお尋ねします。
 まだ今なら、昔の河道を維持している五郎丸と松木の境までは田園風景と調和がとれた裂田溝として保つことができます。
 全てを見ばえのよい石垣にしたり、今あるコンクリート擁壁を壊して新たに石垣にしてくれなんて不可能なことをするようにとは提言するつもりはありません。
 今後景観を維持し、後世に残せる、訪れる方が和めるような裂田溝の維持には必要なことだと考えます。
 町長として、本町における裂田溝の位置づけ、今後の裂田溝の活用などについて考えがあるようでしたらお示しください。

◎町長(武末茂喜君) お答えをいたします。
 裂田溝は、先ほどから話がありましたように、日本書紀にも表記されており、文化財としての歴史的価値が高く、本町の財産であると同時に現役の水路として農業用水や雨水幹線機能を持ったものとなっております。
 したがいまして、これらのことを考えまして、今後の環境や田園風景に配慮した保全維持を行っていく必要があると、このように考えております。



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